うちにスゲーラベンダーがやってきた。
ラベンダーは好きで、毎年買って植えても、うまく育たない。私が下手なのと、土が
合わないのかと思いつつ、それでも懲りずに苗を買ってきた。
先日、ご主人が苗の生産販売をしている葉子さんから、立派なラベンダーの鉢頂いた。
素晴らしく見事な樹形で美しく、花は切ってドライにと教わった通り慎重に刈り込む。
丸刈りされたのは、どこに植えようとまず玄関先に置いてたら、あれ、段々黒くなる?
慌てて葉子さんに電話したら、ご主人が「水切れでないの?」え、そそんなはずは…。
1~2週間後、大きなのを抱えて、お店を覗く男性。よく見たら、葉子さんのご主人だ。
あのラベンダーを見るなり、「枯れてんじゃん!」「えっ、やっぱり枯れてるの?」
水のやり過ぎも良くないかなという私のせいで、素敵なラベンダーが成仏。ごめん。
「いいんだー、あれは見かけがいいから、弱い品種なんだ。だから、今度は見かけは
良くないけど、強いのを持ってきたよー」ほー、見かけで強い弱いがあるんだ。。。

こんなに、でっかいラベンダーは初めて!広がった花の輪は直径1メートルくらい!
「お店の前に置いてて、お客さんが触れば、いい香りするじゃん。俺さー蒸留器
まで買って、ラベンダーの精油を採ってるんだよ。加齢臭対策にさー、ワハハ」
と、何年ぶりかで会って、笑いながら楽しくお喋りした彼、修司さんはプロの園芸家。
シクラメンやクローバーなど、女性が好む花を動物的カンで察知して、流通させるの
が上手い!(^^)!ガーデナーとしての腕もいいし、ビジネスセンスもある人だ。
、 「好きなことを仕事にしない方がいいよ。だから、オレ好きで始めたわけでないから」
えっ?よく好きなことを仕事にできるのが理想というけど。。。
「好きなことだと、芸術に走るからね。食っていくのがタイヘンだー」
ほおー、すごいよくわかる(´◉◞౪◟◉)おかしい人なのに、いいこと言うな(笑)。
5年前に病気になったけど、今は元気。逆に、楽しい会話で皆を元気にしてくれる。
バリバリ働いていた時より、今は体をいたわって、ペースダウンしてるとのこと。
「だってさー、前はオレがご飯作って、子どもの送り迎えもやってたんだよ」
ええー!?知らなかった~。あんなに仕事をしていて?
「葉子さんは忙しくて、できない状況だったからね」
やさしいなあ。よく稼ぎ、家事もやる。うちの夫とたまに代わってほしい。
「みんなから、それよく言われるよ~(笑)」
彼のこの明るさ、前向き、ユーモア、優しさ、気前良さ…が病気を克服した秘訣か?
うちの夫はといえば、病気にならなくても、ずっとペースダウンしてるし。。。
あ、だから、大きな病気にはならないってことか?いつも「俺はビョーキだ」とか、
「オレの命はあと5年だから、好きなことをやる」とか言って、何年たっただろう…。
今度こそ、来年も花を咲かせるように、こころして(´◉◞౪◟◉)そだてる!