昨日は、無事「緑のサヘル」の菅川さんの講演会を終えました。
参加者は少なかったのですが、皆さんランチまで残り、熱心に菅川さんの
お話や質問など、とても有意義なあたたかいイベントでした。
![IMG_1285[1].jpg](https://oimonosenaka.up.seesaa.net/_imagesblog_e24oimono-senaka/IMG_12855B15D.jpg)
菅川さんのお話は、私たちがアフリカへのイメージをくつがえすような、
思い込みを崩すような刺激があります。約2時間のお話は深くて、わかりやすく、
その中で、私が印象に残った内容を少し紹介します。
西アフリカの子どもたちは、小さい頃から20~30キロの薪運びや水汲みなど
家の仕事を手伝います。びっくりするのは、菅川さんは20年以上西アフリカ
に行ってきて、一度も子どもたちがキレたり、ふてくされたりするのを見た
ことがないと言います。自分がふてくされて仕事がいやだと言えば、家庭の中
で自分の仕事がどれだけ重要かわかっているからだと。
なので、地域でも目上の人やお年寄りは大事にされ、尊敬されています。
若者が夕食後に村の長老の家に行き、話を聞かせてほしいと頼み込んで、
真剣に経験やアドバイスを聞くというのです。すごいなあ。
水がないから、2時間かけて女性たちが手作業で土を深く掘ったところまで
少しずつ汲んで、泥水が洗面器一杯。菅川さんは、その貴重な水をもてなし
で出された時に断れず、飲むけれど1週間は下痢をしたとか。
開発支援という活動は、こちらから何ができるかではなく、現地の人たちが
何をしてほしいかを聞いて、現地の人たちと時間をかけて一緒にやるという
をやってきた「緑のサヘル」。本当にすごい、地道な活動です。
最後に、ケニアの最大のスラム地域で孤児や虐待、ストリートチルドレンの
子どもたちの学校マゴソ・スクールの子どもたちが、2011年の東日本大震災
の3日後に日本へ悲しみと祈りの歌を涙しながら歌っている姿は感動的でした。
Uチューブで見れます。ぜひ、みて下さい。「日本への祈り」
https://www.youtube.com/watch?v=0L5W5CYkbR4 私たちがもし逆の立場だったら、泣けるだろうか?菅川さんは言います。
子どもたちは、つらくて悲惨な経験をしてきただけに、震災で被害を受けた
人のつらい、悲しい気持ちが自分のことのようにわかるのだと。
![IMG_1289[1].jpg](https://oimonosenaka.up.seesaa.net/_imagesblog_e24oimono-senaka/IMG_12895B15D.jpg)
この歌もマゴソスクールですが、詩が深くて、考えさせられます。
こちらもぜひ、見て下さい。
アフリカ
https://www.youtube.com/watch?v=Li-3eeJUDOc