最初に代表の瀧さんが、このようなシンポジウムが初めての方は手を挙げてくださいと聞くと、かなりの方が挙手され驚きました。それだけ関心が集まったということです。遠くは一関や奥州市から関心を持って来られた方もいました。

署名活動の経過報告の後は会場からの意見ですが、新図書館の中身の部分よりも建設地を市が駅前に発表したことに疑問や納得がいかないという怒りの声が大半で、次々意見の手があがりました。

皆さんは本当に花巻の将来を心配し、このまちを愛しています。「みんな、パブリックコメントを書こう」「花巻に民主主義はない!」「今晩から議員に電話するべ」とか(笑)。
昨日はカフェのトイレの前の床に封筒がポンと捨て置かれてて?中は市民会議の結果はおかしいとまとめたコピーと「ご一読ください」というメモ書きが入っていたのですが(^^;)。いやはやひと言店に声かけして手渡せばいいのに、Wさーん(苦笑)。
市は駅前を候補地として発表したことで大半の市民は諦めてますが、まだ決定したわけではありません。この日参加した皆さんは、時間が延長して会場の椅子の片づけに5分しかないところをみんなが手伝ってあっという間に終わりました。感動的でした。
会場を出る顔も入った時より、勇気づけられたのか明るく元気になっていましたが、ここで安心してはだめ。行政の決定を覆すのは容易ではないからです。それぞれがこの問題を周りに伝えて広げていき、議員さんにも市民の声を伝えていくなどの行動が必要です!
「諦めないで、市民で市の決定を覆しましょう!」いつも
明解で鋭いNさんの呼びかけの声が、最後にカッコよく響きました。

アンケートに書かれた参加者の声を一部掲載します。
・住民の意見を市は聞くべき!建設予定地の選定プロセスは明確にする。(ブラックボックスにしない)
・市民の声が届かない市政のやり方にすごく怒りを感じます。
・文化学習の核施設ともいえる図書館は、花巻市生涯学習都市会館(まなび)に隣接した場所こそふさわしいと思います。少子高齢化が進む中にあって、「若者」だけの意見を重視できないと思います。駅前は「利権」が見え隠れしている!
・花巻市のこれから30年、50年、100年先をよく考えて、後ほど後悔しないようにすることと思います。花巻市にしかない図書館を考える。
・住民が減少しているのに借金をする必要がない。環境・理念からいっても駅前は不適。広い場所、駐車場が必要。そして図書館は本だけでなく、講演会や音楽会もやれる場になってほしい。
・利便性だけでなく、子ども、親子にもやさしい立地環境を希望します。図書館は静かな環境が必要!
・10300筆の署名を受け取り、重く受け止めているのであれば、もっと市民の声を取り入れてほしい。駅から徒歩で来れる病院跡地が景観の面においても望ましいのではないか。
・駅前は図書館建設場所としては最もふさわしくない。うるさい、緑がない、落ち着かない、駐車場の問題。
・未来を見据えると、病院跡地をぜひ選んでいただきたい。勝手に一方的に決めようとしていませんか?このような形で駅前に決定すれば、市民の不満が、納得する説明と姿勢を見せないと汚点となるでしょう。建物も木造イメージした…とありますが、本物の木造建築にしてほしい!場所も建物もいかさまではあまりにも市民をバカにしていると思います。交通の利便性は駅前が良くないと思う。車社会である中、駅は使いづらい。
・病院跡地、まなび学園用地がありながら、何故無駄な金を使うのか?個人の家庭なら、まったく考えられない。我々のお金、税金を無駄に使うな。
・将来のまちづくりの視点がなく駅前と決めていることに失望せざるを得ない。禍根を残す。あらゆる手段で反対運動を展開するべき。
・これからつくる図書館ではバリアフリーが絶対です。自然豊かな花巻の地、宮沢賢治ゆかりの地に立つ図書館は、木造(全てでなくても)ゆったりくつろげるスペースを望みます。緑もなく狭い駅前は憩いの場にはふさわしいとは思えません。
・市民会議の結果の扱い方がおかしい。駅前建設の根拠にされた。(「どちらでもよい」という項目について)教育委員会(福祉課の代表など)の判断を聞きたい。JRとのやりとりの黒塗り文書を公にしてほしい。花巻の危機を感じる。(暮らしにくい町)
・教育委員会に意見を申し出るのは早目に。発言の中にあった、訴訟を行ってもいいと思う。議員さんへの説得活動もやった方がよい。
この倍以上の意見をパブリックコメントとして、30日締切りギリギリにまとめて送ったのですが、図書館計画室からこれでは受け付けられないと言われ、また書き直してまとめて提出。三日三晩アンケートと自分のパブリックコメント書くのに夜なべして、顔が酷くなってます(´◉◞౪◟◉)。