2023年11月27日

署名を提出しました!  2023年11月27 日(月)

 本日、花巻病院跡地に新花巻図書館をつくる請願署名を市長に提出しました。
 
 実行委員会の市民団体3団体から5名が参加し、市長に代わって市川生涯学習部長が対応してくれました。

 10月1日にスタートした署名活動は、本日までに市内外から4730筆を集めました。届いた直筆の署名用紙1枚1枚に感動が湧いてきます。


 市内1件1軒歩いて回り、また、全国の友人知人に手紙を出し、時には返信切手まで添えて、集めてくれた仲間と、趣旨に賛同して署名してくれた皆さんに心から感謝いたします。


 提出は予定時間より10分早く始まり、こちらの質問が次々で、予定より10分遅く終了し、市川部長にはお忙しいなか50分もお時間を割いて頂き、感謝です。

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      厚さ13センチの署名の束


 部長の答弁は一貫しています。「皆さんは跡地希望を望んでいるが、駅前希望の人もいるので、双方の事業費を出す調査をしてから市民に比較してもらった上で、決定します」「跡地を希望する人も駅前を希望する人も、どちらもそうだねと納得してもらい、いい図書館をつくりたいと思っています」


 JRとは1億3千万円で現スポーツ用品店の建物付きで土地を購入できることを交渉しました。事業費調査は外部企業に依頼し1800万円かかるので、12月議会に予算を計上して承認してもらえば、9か月かけて事業費を出し手もらう予定。その後に市民説明会を開くとのこと。


 1800万円と9か月に、その場でええー!とのけぞりました。また、延びるのか(´;ω;`)。そんな大金かけて9か月もかかる調査しなくてもと正直思います。これだけ跡地を望む声の署名をちゃんと受け止めてほしいなと。

 
 「どこの図書館でも一番図書館を利用している層は、やっと子育てや仕事を終えた高齢世代です。高校生など若者の利用は1%にも満たない。高齢世代が生きてるうちに、早く図書館をつくってください」と、最後に私は訴えました。


 上田市長、この署名の厚さ・重さをしっかり受け止めて、ご検討お願いします!


 山折哲雄さんや赤坂憲雄さんら、花巻にゆかりのある著名人も署名して下さったのです。
 花崎皋平さんは私が若い頃、「地域をひらく」や「あきらめから希望へ」を読み感銘していたので、署名のお名前にびっくりうれしいで、つい「ええ、まだ生きていらしたんですね!」(^_^;)92歳でお元気とのこと。


 増子義久さんのブログ「ヒカリノミチ通信」にも詳しく書かれていますので、一部転載させていただきます。

 
  新花巻図書館の立地…病院跡地を求める署名が4,730筆に!!??


 「新図書館の立地は旧病院跡地に」―。「花巻病院跡地に新図書館をつくる署名実行委員会」(瀧成子代表)は27日、上田東一市長宛てに賛同署名4,730筆を添えた請願書を提出した。新花巻図書館を考える会、まるごと市民会議、イ-ハト-ブ図書館をつくる会の三団体が10月から、対面のほかインタ-ネットなどで全国に署名を呼びかけた。地域別の内訳は地元・花巻が3,263筆、県内が856筆、県外が沖縄から北海道まで611筆に及び、関心の高さをうかがわせた。この中には宗教学者で当市の初代名誉市民の山折哲雄さん、民俗学者で宮沢賢治・イ-ハト-ブ賞受賞者の赤坂憲雄さん、哲学者で詩人の花崎皋平さんら著名人も含まれている。上田市長が公務と重なったため、市川清志・生涯学習部長が応対した。



 「(気持ちは病院跡地だが)市から仕事をもらっているので…」「身内に市職員がいるから…」「住所を書けば、役所に身元が分かってしまう」「市長にはたてつけない」―。こんな重苦しい空気を吹き払ってくれたのは女性だったという。「自分たちのためではない。未来の世代のためにも全国に誇れる夢の図書館を残したい」…一人で524筆を集めたある女性は「それぞれ、立場があるのは理解できた。でも、じっくりと話し合えば多くの人が分かってくれた。足を棒にして、駈けずり回った甲斐があった」と話した。JR花巻駅前や大型のショッピングモ-ルで署名を呼びかけた別の女性はこう語った。



 「実際に駅前に立ってみて、どうして(電車の)騒音や振動が激しいこの狭い場所にと思うと、怒りが込み上げてきた。客待ちをするタクシ-の運転者さんからも署名をもらった。大方が(駅前に)反対だった。そりゃ、そうだよね。駅前の事情を一番、知っているのは運転手さんたちだもの」―。「こんなに大変な署名は初めて」というこの女性はそれでも150筆分の署名を届けてくれた。中には、割りばしソフトで有名な食堂の従業員も。「だって、病院跡地にできれば、まちなかのこの食堂も恩恵を受けるし…」



 他方、被爆地・広島でも市立中央図書館のJR広島駅前の商業施設への移転をめぐる反対運動が起きている。今年6月には市民団体が移転反対の署名5,473筆を集めて、議会請願をした。今回の「4,730筆」はわずか2カ月足らずの数字。人口120万人の大都市と比べても驚くべき数だと言える。代表の瀧さんはこう語っている。「歩いてみた感触は市有地があるのになぜ、JR用地を買わなければならないのか。税金の無駄使いではないのかという素朴な市民感情だった。民意が届いていないのではないかという行政不信が根っこにあるのではないか。署名を継続し、来年の2月には第2弾を届けたい」
この記事へのコメント
どこかの土地再開発事業と同じことをしているなどは 立地と 人口動向 を考えたなら
古い! 商店街の意向は やがて郊外型商業に依って同じ運命となる もはや そうなっている  大都市とは違う 
タクシーも 図書館までの利用者が増えれば
仕事としても良い  経済効果は ロングタームで見なければならない。    各商店も
時代に合わせ勉強しなければ生き残れない
  もはや皮算用が建設業 JR 広告看板
などなどぶら下がってもたれている。 
 両方の意見を聞く…、とはジェスチャーであることは否めない。  花巻は  なにで花巻なのか!! ひとまわり大きな運動にする必要があるように思います
Posted by 木村隆介 at 2023年11月28日 15:39
木村さん、ていねいなコメントをいつも有難うございます。
 大きな運動、ぜひそうしたいところです。
 自分たちだけでは難しく、皆さんのご協力を得ていきたいです。
Posted by bun at 2023年11月29日 22:40
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