会場に入ると、写真展を開催してきた山崎真さんがそばに来て説明をしてくれました。87歳でお元気で、凄いです。
オダネルさんは、第二次世界大戦の終戦直後に佐世保に占領軍のカメラマンとして入り、長崎・広島の原爆後の惨状を自分のカメラで写しました。
その後、ホワイトハウス付きのカメラマンとして歴代大統領を撮影しますが、放射能の被爆後遺症で体調を悪くして退職します。
広島・長崎の悲惨な現状を撮った写真はトランクに封印してきましたが、45年の時を経てトランクを開け、1990年に米国で写真展を開きますが、原爆を正当化し日本は敵国とみなす米国人からは中傷や非難を受けます。
1992年にアメリカに行った宣教師ツアーの一人山崎真さんと出会い、1992年に初めて盛岡で写真展を開き、日本各地で開かれ話題を集めます。1995年にワシントンのスミソニアン博物館で予定されていた写真展は米国内の在郷軍人の圧力でキャンセルされました。
この「トランクの中の日本」に収められた57点の写真はスミソニアンでついに展示されず、米国の出版社にも拒否され、日本の小学館で出版できた写真集です。小学館は再販しない予定が、当時の美智子妃殿下が今年一番感動した本でこれをあげたことで、絶版を免れたとのことでした。
岩手日報には50点とありましたがその半分の展示で少ないですね(^-^;と聞いたら、会場のスペースの関係だそうです。会場にはオダネルさんの生前の姿のビデオも流れていました。お時間に余裕を持って映像もソファでゆっくり見るのをお勧めします。
山崎真さんは、夕方のテレビのニュース取材でこう話していました。
「戦争に対してどう考えるのか、一人一人が自分の問題として考えられるのか」
「子ども自身も平和に向かって進んでいかなければならない」
「平和への取り組み方は1人1人ちがうけれど、それを自分で見つけることが大事ではないか」
受付にいらした方が今回の企画をされたようで、私が気になっていた映画「黒川の女たち」の監督さんのお話会を9月23日に盛岡でやりますとのこと。その前に私は一関シネプラザに観に行く予定です。色々忙しくても、思いきって行ってよかった。
今朝の岩手日報のコラムで、藍さんが書いていました。いつも素晴らしいコラムです。

