しかし、いま花巻の図書館問題の署名活動も終盤にかかり、広報のチラシ担当で暑い中サクサクはかどらず、ブログはその後での3日間でした。
で、この休みもその作業ですが、気分転換に(^-^;、ブログ書こうっと。
前回の蚤の市の最後に、カフェで上から植木鉢が落ちてきた出来事を補足しました。
フランス旅の最終日。帰国する日曜日。夕方の飛行機までやり残したことはないか、雑貨やお土産など買っておくものをチェック。毎年バゲットの大会で今年1位になったパン屋さんが歩いて行ける所にあるから、行く?と娘が言うので、「フランスで一番のバゲット!?食べてみたい!」と出かけた。

朝10時にこの行列。しかし回転が早く、さくさく進む。バゲットはすぐ固くなるから日本に持って帰るのは無理だけど、カンパーニュがあれば、持って帰りたいと言った。きっとカンパーニュ(丸い田舎パン)も本場は美味しいだろうと。

いよいよ店内に入って驚いた。原色で大ぶりデザインのケーキ、なんかアジアのお菓子屋さんみたい…。日本のケーキの方がずっと繊細で美しくて、美味しいような気がする。
また、フランス人、パリのセンスがいいのか悪いのか分からなくなった(;^ω^)
レジの順番になって娘が買ったのを見たら、え、バゲットを持ってない!「バゲットは!?」と言ったら、娘は「えー!」と後ろに行列なのに慌ててレジに戻り、「すみません!バゲットも!」と、何とかゲットできた。
「ほしいのはライ麦か全粒粉のカンパーニュとクロワッサンね?とママに確認したよね!」と娘に怒られた。確かにそこでうんと言ったかも…。心が浮ついてたのと優勝したというバゲットはもちろんと思ってたから、この行き違いに私はしゅんとなってしまった。

パン屋から帰宅して、早速買ったパンを食べた。バゲットはさすが美味しい、クロワッサンも美味しい、しかし、持って帰りたいと言った全粒粉パン(ライ麦はない)はうーむ、今イチだった。これは日本のカンパーニュの方が美味しい。結局、バゲットとクロワッサンはどこのパン屋でも外れなく美味しいのだ。
午後から最後の街歩きをして、お昼はどこで食べたか、忘れた。自分でもメンタル弱いと思いつつ、どこか元気なくて、夕方空港で別れるまで、ささいなパンのトラブルで、最後満面の笑顔ができなかったのが悲しかった。娘も繊細でよく泣く子だから、予想外の別れに帰ってから一人で泣いてたと思う。
「自分ではまだ大丈夫と思っていても、年齢的に耳が遠くなったり、判断が鈍くなったりしてると思う。それでも2週間快くつきあってくれて有難う。これからまた老化は進むかもしれないけど、それでもよかったら、ママの旅にまたつきあってね」と、空港からLINEを送った。
こんなことまで書いてしまうのは恥ずかしいし、正直迷ったけれど。一見羨ましく見えるフランス旅も、いいことばかりでもなく、泣き、笑い、失敗もあったけれど、楽しかった!で締めくくろう。

空港に向かうタクシーから、パリ革命の象徴バスティーユ広場で、日曜日の今日はデモをやっている様子が見えた。たぶんパレスチナのために。
奥に第2のオペラ座の大きな劇場、オペラ・バスティーユも見えた。